もう一つの医学
国際中医師・薬剤師:寺田勝は語る! No.40
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アトピー性皮膚炎は約40年前ごろから急激に増加した皮膚疾患の一つです。
アトピー性皮膚炎の人は喘息やアレルギー性鼻炎にもかかりやすいので、アレルギー反応で起こる皮膚炎といわれています。
一昔前までは、この皮膚炎は赤ちゃんのころに発症し、小学校高学年になると自然に治ると考えられていました。
しかし、成人まで続く人や成人してから発症・再発などする人も増加しています。
原因はいろいろといわれますが、どれも決定的ではないようです。
*アトピー性皮膚炎の特徴
特徴としては、約8割は5歳までに症状が出ます。
湿疹は顔や首、肘や膝の内側に出て、次第に全身に広がり、かゆみや赤みを伴います。
しかし、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、長期間続くので精神的にもつらく厄介な病気です。
*アトピーの漢方療法
アレルギーは医学的には免疫反応の異常です。
また、皮膚は
内臓の鏡といい、皮膚炎の本当の原因は体内にあり、皮膚炎の炎症は体内異常のサインなのです。
ところが、漢方薬を使うと体内からどんどん良くなって、小さな子どもは治りやすいのです。
年齢が上がるほど、期間がかかりますが体質改善により治ってきます。
症状は誰も同じとは限りません、年齢や皮膚の状態によって処方が異なります。体質にあわせて選ぶことが大切になります。
例えば、赤い炎症には熱を冷ます成分を、ジクジク型には乾かす成分を、カサカサ型には潤い成分を中心に処方を選択します。
外用剤としてはステロイドではなく、天然成分が含まれた保湿剤を併用します。
さらに、アトピーの治療には漢方と共に普段の生活がポイントになります。
早寝早起きと出来るだけ加工食品をやめて、長い間日本人がやってきた生活に戻すことで、アトピーを克服hしていただきたいと思います。
アトピーだからお化粧が出来ない、他人の目が氣になると悩む前に漢方を上手に活用してください。
国際中医師・薬剤師:寺田勝は語る! No.40
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★不妊になりやすい人
子宝に恵まれないカップルが多く、原因もいろいろあるようです。
女性では成人でも無月経の人、月経は当ても周期が一定でない人、無排卵の人、子宮内膜症のある人、ホルモンの働きの弱い人、その他貧血、冷え性や卵管の障害、など物理的な問題などを入れると限りがありません。
また男性側にも精子数、運動率、奇形率以外に性欲不足やインポテンツなど精神的な部分で障害となるようなことがあるようです。
しかし、何よりも大きな原因になるのが「年齢の壁」です。
35歳あたりから女性ホルモン量も子宮の重さも緩やかに下降線をたどり、若返るところはなくなるため、妊娠しにくくなります。
月経量が減ってきたら赤信号。
しかし、悲観しないで漢方の知恵を利用してください。
★不妊に悩む人を応援する漢方薬
漢方療法には2つの方法があります。
一つは体質改善であり、もう一つは症状を中心に治療する方法です。
体質改善薬には、貧血やひえを改善する薬、疲れやすい虚弱体質を改善する薬、老化に対抗するアンチエージング薬など種類も豊富に揃っています。
言い換えれば、弱いところ(体質)を強く(改善)する方法です。
この種の漢方は外国産が優秀で、本場中国などから輸入されています。
二つ目の、症状を改善する方法とは、月経痛や子宮・卵巣の炎症を和らげたり、子宮をきれいに掃除して内膜を厚くする。
卵巣の発育を補助する、月経前のつらい症状を和らげる妊娠を妨げる局所の症状、炎症などを改善するものです。
不妊の漢方療法においては、良く低温期と高温期に異なる薬を用いることがあります。
月経周期の中で内膜や卵子の生産期(低温期)と、妊娠・着床(高温期)の2つの働きを助けるために行う方法です。
周期調節法とも言われています。
★お客様のニーズに応じて
ご要望は様々です。
病院に行かずに最初から漢方を希望する場合、専門病院の高度な療法と併用する場合、最後の手段として漢方を選ぶ場合など。
基本的には、初めてのご夫婦の場合は産婦人科での検査をお勧めします。
悪いところが無ければ、安心して漢方療法を継続できますし、妊娠の確率も上がります。
最も多いのが病院の治療との併用です。
体外受精などはかなり卵巣への負担や体力を使いますので、かならず休みの期間があります。
その時期に、漢方を併用し急いで回復を図ることも出来ます。
かなり費用もかかっていますから、早めの成功を祈るだけです。
その他の経験では、ご夫婦で相談にこられた場合の方が妊娠率が高いようです。
国際中医師・薬剤師:寺田勝は語る! No.39
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*男性不妊症
通常の避妊をしない夫婦の場合、妊娠の確率は、結婚後1年以内で70〜80%、2年以内で80〜90%妊娠すると言われています。
反対に、結婚3年以上経過すると確立は10%以下に低下すると言われています。
さらに、35歳を過ぎると確率はもっと低下します。
一昔前なら、不妊は女性側に原因という意識が強かったのですが、最近では不妊の半数近くが、男性側にも問題があると言われています。
*男性不妊症の原因
現代では、ストレスや環境ホルモン、不規則な生活や豊かな食生活が原因で、20年前に比べて精子量、運動率共に2/3程度の減少、奇形率は上昇傾向にあるといわれています。
悩む前に、まずは精液検査を受けましょう。
WHOの基準は以下の通りです。
一回の精子量は2ml以上
精子数は2,000万個以上
運動率50%以上
奇形率は30%以下です。
精子は射精後、卵子と出会うまで長い長い旅をします。
わずか1ミクロンの精子は成人男性にたとえると、1〜2日で約300kmを泳ぐことになります。
これだけの元気が精子になければ受精が難しいのです。
*男性不妊症の漢方
大切なことは、女性の治療と同時にストレスを避け、お酒、喫煙を控え、良く睡眠をとるなど生活改善を心がけましょう。
その上で、男子機能の強化と亜鉛などの栄養補給です。
中医学漢方では、男性機能を高めるさまざまな動物、植物性の漢方薬が豊富に揃っており全体的なパワーアップを図ります。
国際中医師・薬剤師:寺田勝は語る! No.38
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*婦人科の主役は「当帰」
「当帰」はセリ科の一種で婦人科の漢方薬の中心的生薬です。
主な成分は、フラボノイド、ビタミンE、子宮興奮成分で、これらは血を補い血の流れを良くし、その上止血作用もあります。
そのため、月経の少なすぎ、多すぎを調節し、また異常出血や無月経、不妊症や流産などにも効果があります。
女性ホルモンを活発にする作用もあります。
特に子宮を収縮してお血を排出したらり、おなかを温めて鎮痛作用があるため冷え性や内膜症の生理痛にも欠かせません。
その他、産後の体調不良や頭痛、神経痛、便秘にも当帰が効果を発揮するなど、女性の体調不良に幅広い幅広い効果があり、まさに「女性の聖薬」とさえ言われています。
*当帰はおなかを守る
女性は10台から更年期まで約30年間初潮、出産、閉経といった華々しい道のりを歩き続けます。
ママになるかならないかは別にして、子孫の残せるのは健康な女性にしか出来ません。
言い換えれば、世の中の全てを生み出す力が女性の「おなか」にあるのです。
しかし、若いころから生理不順や貧血では、健康な女性健康な「おなか」とは言えません。冷たいおなかでは妊娠できないのです。
「当帰」は冷たい女性、病気になりがちな未病の女性の「おなか」を温めて丈夫にします。
身体の内側からも見た目も一枚女を上げる味方なのです。
暖かいおなかは、健康で温かい家庭を作る条件なのです。
*当帰入った代表薬
この当帰を主成分とする漢方薬の代表格はなんといても「帰宝当帰膠」です。
この薬は、中国名を当帰婦養膏という有名な薬です。中国では若い人から年寄りまで、多くの女性に愛用されています。
上記の症状のほかにも顔色が悪い、胃腸が弱い、めまい、動悸、筋肉が引きつる、手足がしびれる、目がかすむなどにも効果があります。
国際中医師・薬剤師:寺田勝は語る! No.37
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*結婚4年目の妊娠
隣の市に住むY・Mさん32歳。結婚4年目。
2年前の検査では内膜のポリープと、潜在性の高プロラクチンがありました。
ご主人の方は精子の運動率が少し足りませんでした。
ポリープは切除し、その後、高プロラクシンには内服液を用いたそうですが2年間妊娠せず、昨年3月に相談を受けました。
基礎体温の高温期が低いのも気になりましたが、中医不妊療法開始後2ケ月目に妊娠し、今年1月無事出産されました。
*中医漢方のものさしで
「未病」という漢方用語がありますが、検査には出ないものの、妊娠を妨げる隠れた原因を漢方のものさしで探しました。
その結果、Yさんには強い冷えと貧血、血流障害が認められました。
西洋医学的には排卵障害と黄体ホルモン異常に相当するものと思われます。
そこで、Yさんには血を増やし子宮を温める婦宝当帰膠と、瘀(お)血をきれいにする血府逐瘀丸と、炒り麦芽や杞菊地黄丸を用いて中医周期調節法を行いました。
1ヶ月後の検査では、黄体ホルモンが活発になり高温層も改善され、開始2ヶ月後の5月に妊娠されました。
*未病の改善に漢方
Yさんのように検査では異常がなくても未病の形で原因が隠れている場合が少なくありません。
その他のケースで多いのは腎虚という若年性のプチ老化現象です。
これは、卵子んも発育不良や不育に関係があります。

